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マーケティングも参考になる!身近なところにあるIoT活用事例

IoT

IT業界で最近話題になっていることとして、「IoT」というものがあります。IoTは「ものをインターネットにつなげる」という意味で、今までインターネットに接続していなかったものも、インターネットにつなげることによって、新たな価値やデータを得て次の利便性を上げていくといったことを目指しています。最近では、このようなIoTでも、マーケティングに利用できるものになってきました。特に身近なところにあるIoTの活用例を紹介します。

今までのマーケティングと、これからの方向性

今までのマーケティングの世界は、バブル崩壊後、「失われた30年」といわれ、テレビCMが崩壊しインターネット広告に主力が移っています。スマートフォンの普及により、誰でも情報を発信することができるため、マスマーケティングの依存状態から、顧客主導型のマーケティングに変わっています。このような状況の中では、IoTは単純に顧客情報を得るだけの目的ではなく、収集したデータから新たに生まれる価値を創造していくツールに変化しつつあります。IoTを活用するマーケティングも同じように「売る行為から顧客の価値創造」という考え方で実施することが必要になっています。

ユーザのニーズが市場を作る!?

ユーザのニーズが市場を作る!?

マーケティングは、ある市場をターゲットに製品・サービスを売るといったことが命題でした。ユーザは、何か問題点があり、その問題点を解決する方法を探すために、インターネットにアクセスしていました。そこに、企業は広告を展開していたわけです。

しかし最近では、もっと具体的に「ニーズを持ったユーザ」が「どこにいるか」といった見つけ方に変化してきており、IoTを活用する動きになっています。

例えば、犬や猫のペットグッズのIoT化で、ペットの健康管理ができるようになれば、その製品を活用したいと思う人もいるのではないかと推測できます。寝床のベッドとインターネットをつなげて、体温や心臓の鼓動、脈までも測定できれば、健康状態などが把握できるようになります。公園にペットと散歩にいく人をターゲットにする場合は、ペットの首輪にセンサーを取り付けIoT化し、現在位置のデータが収集できれば、公園内に一番ペットが立ち寄る場所が分かり、そこにペット用品の広告を出すことができるということになります。

このように、ユーザの行動が新たな市場を作りはじめています。合わせて、新たなIoT化した製品で、今までのマーケティングと違った考え方でその市場に入り込む必要もでてきます。

身近なIoT事例-自動車業界
自動車分野なら、走行データや搭載機器類の状態を示すデータなどを収集/分析することで運転の安全性を劇的に高め、メンテナンスも楽にすることができる。しかしそれだけではない。ドライビングエクスペリエンスも各ドライバーに合わせて変更できるようになり、最大限の省エネも実現できるはずだ。

自動車業界のIoTとしては、走行データや機器類の状態などのデータを収集して、カーメンテナンスに活かしていることがあります。それ以外の活用では、これらのデータを分析することで、安全性の向上を目指した設計を行ったりしています。最近ではマーケティング的な観点で、これらのデータを分析して、省エネができる運転技術の方法をドライバーにお知らせするサービスをし始めています。

身近なIoT事例-小売業界
レジスターにコンピュータをつなげるといったIoTのさきがけであるコンビニエンスストアでは、今までPOSシステムを活用し、売上げの推移、売れ筋商品の把握と補充、売れない商品の撤去、天候に合わせた売れ筋商品の在庫出しなど、売上げに関して、リアルタイムにニーズに適合することで、増加の一途をたどってきました。しかし現在では、このようなことが当たり前になっており、ユーザのニーズが変化しています。

例えば、POSシステムの活用方法も変わってきました。
POSを今までのような“売れ筋商品の管理をする道具”としないで、POSが収集するデータから、マーケティングで必要なアクションプランを策定するところまでできるようにして、次に何をすべきかという新たなマーケティング活動を作り出しています。具体的には、POSシステムで欠かせないポイントカードを活用することです。ポイントカードは、購入した商品のポイント付与だけではなく、年齢や性別などの顧客情報と購入した商品情報をデータとして収集します。そのデータから、年齢や性別といったターゲット層に対する好みを分析して、その好みに合わせた商品開発をはじめ販促活動をすぐに展開できるようになっています。

まとめ

身近なところにあるIoT活用事例を一部紹介しました。IoTもまだ始まったばかりです。そのIoTを活用した市場のマーケティングも変化が求められています。IoT化する製品や変わってきたマーケティングも、どれが正しいかといった答えはありません。ユーザが作り上げる市場に合わせたマーケティングをすることで、新たな市場開拓ができ、また変化した市場までも狙えるようになるはずです。

小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

生体情報センサー+内蔵LED+スマホアプリで睡眠を最適化。 最先端のインテリジェント・アイマスク「neuro:on」

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