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誤解されやすい「ユーザビリティ」。正しく理解するためのポイント(2)

リニューアル

Webサイトのリニューアルでは、ユーザビリティの改善が目的の1つになることも多いのではないでしょうか。ただ、ユーザビリティの意味を取り違えていたり、正しく理解できていなかったりすると、リニューアルした後で失敗に気づき、結果的に制作費の無駄遣いに終わってしまうことも‥。ユーザビリティを正しく理解するうえでは、他の概念きちんと区別し、ユーザーに目を向けることが大切です。

・ユーザビリティと混同しがちなアクセシビリティ
アクセシビリティとは、子どもや高齢者、障害を持つ人を含めて、誰もが簡単にアクセスでき、情報を取得・発信・共有できる状態のこと。スマートフォンやタブレットの普及によってWebサイトを訪れるユーザーや情報の受け取り方が多様化するなか、注目されている概念です。

具体的な施策としては、フォントサイズの拡大や、テキストを音声で読み上げるブラウザへの対応、視認しやすい大きいボタンの設置などがあります。

「誰もが簡単に」というと、一見アクセシビリティを高めることがユーザビリティ改善につながるような気もしますが、この2つは似ているようで全く別のもの。ユーザビリティ改善とは、あくまでWebサイトの役割・目的に応じてWebサイトを訪れる「特定の」ユーザーの利便性を向上させる施策です。

場合によっては、あえて視認性を求めず、1ページ内でできるだけたくさんの商品を紹介したり、関連するコンテンツを増やしたりする方が効果的なケースもあります。ECサイトで日常的に買い物をしている、購買につながりやすいユーザーなら、それによってコンバージョンを高めることもできるでしょう。

また、ニッチでマニアックな商材・サービスなら、大きなフォントにはこだわらず、できるだけ詳細な情報を提示することで訴求力を高めることもできます。

・ユーザーアンケート結果はそのまま受け取らないこと
ユーザビリティを改善にするにあたって、ユーザーからアンケートをとるのは効果的な方法です。ただアンケート結果をそのまま受け取るのはリスクがあるかもしれません。

例えば、「商品ページへのリンクが見つけにくかった」というユーザーの声。「見つけにくかった」と指摘できるのは、最終的には見つけているということです。即修正しなくてもコンバージョンには影響がないかもしれません。多くの場合、ユーザーの本当のニーズは意見の背後に隠れています。アンケート結果はきちんと整理して捉え、できればヒートマップやアクセス解析の結果とあわせて分析するのがいいでしょう。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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