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誤解されやすい「ユーザビリティ」。正しく理解するためのポイント(1)

リニューアル

Webサイトの制作・リニューアルにおいて、UIやUXと並んで重要なのがユーザビリティです。ユーザビリティに関する有名な事例として、あるECサイトで購入ボタンのテキストを「新規登録」から「次へ」と変更しただけで、購入客の数が約45%UP、ひと月で売上を約15億円増加させたケースもあります。Webサイトの価値を高めるユーザビリティとはいったいどんなものなのでしょうか?

ユーザビリティはユーザー目線があってこそ
上記のECサイトのリニューアル施策は、モニターに実際のWebサイトを利用してもらうテストを経て実施されたものです。このテストでは、あらかじめモニターに商品の購入代金を渡し、購入してもらう商品も指示されました。

その結果、従来の「新規登録」というボタンは、多くのユーザーがしつこいメールマガジンや個人情報流出を懸念してクリックするのを躊躇してしまうことが判明。さらに、ボタンをクリックした人でも登録することに不安を抱いていることが分かりました。

対策として、ボタンの表記を「次へ」に変更。さらにその下に「購入にあたっては新規登録の必要はないものの、登録すると次回以降の購入ステップが短くなる」旨のメッセージを加えることで、結果的に大幅な売上拡大を実現しています。

この事例を見ても分かるように、ユーザビリティを高めるためにはユーザーの目線が欠かせません。多くの場合、運営者や制作サイドが考える「分かりやすさ」や「利便性」と、ユーザーの心情には大きな開きがあるものです。リニューアルの際はやはり綿密なテストを実施するのがいいでしょう。

「誰でも便利」は成立しにくい
ユーザビリティを高めようとしてよくやってしまいがちな失敗が、ターゲットを広げ過ぎようとすることです。例えばECサイト1つとっても、すぐに購入ボタンが押せるシンプルなサイトを好む人もいれば、ウィンドウショッピングのように他の商品も吟味しながらゆっくり買い物を楽しむ人もいます。

両方のターゲット獲得しようとして妥協点を探り、折衷案のようなWebサイトにすれば、結果的に中途半端になり、両方のユーザーを逃すことになります。「二兎を追えば‥」といいますが、ユーザビリティの設計においても、明確なターゲット設定は非常に重要です。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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