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生活に密着した情報をロケーションにあわせて提供。シャールジャ政府公認ARアプリ

VR/AR

利用者がいる場所や空間に応じて便利な情報を提供できるARは、国内外問わず行政サービスや自治体の取り組みにも活用され始めています。なかでも注目したいのが、アラブ首長国連邦のシャールジャでリリースされている政府公認のARスマートフォンアプリ「GO Sharjah App」です。

シャールジャはアラブ首長国連邦を構成する首長国の1つ。人口は約80万人で、首都・シャールジャ市は約15kmの距離にあるドバイのベッドタウンとして急速に発展しています。

ARスマートフォンアプリ「GO Sharjah App」は、観光客だけではなく、地元住民の日常生活の利便性向上も目的として開発されたもの。POIによる位置情報をベースとしており、画面左側にはスクロール操作できる、医療機関や行政サービスといったカテゴリごとのアイコンが表示されます。

アイコンをタップすると、スマホカメラで捉えた現在地周辺にある関連施設やイベントが表示され、さらにその表示をタップすることで、電話番号や住所といった詳細な情報を受け取ることができます。

これまでも行政や自治体のARコンテンツは多数リリースされていますが、その多くは、観光客向けに特化したスタンプラリーや、キャラクターを用いたゲームアプリなど、どちらかと言えばエンターテインメント分野寄りのものが中心でした。

それに対してシャールジャ政府の「GO Sharjah App」は、機能こそシンプルながら、ARによって日常生活に欠かせない身近な情報をダイレクトに提供しています。

シンプルゆえに言葉や習慣の壁を越えて外国人でも利用することができ、他の国から赴任して間もないビジネスマンや、商用目的で滞在する人などにとっては非常に大きな助けになるでしょう。ARが本当の意味で普及したと言えるのは、こうした身近で不可欠な情報発信するARコンテンツが根づいた時なのかもしれません。

日本国内でも少しずつながらこうしたタイプのARコンテンツが登場し始めています。神奈川県茅ケ崎市では、東京大学と共同でARスマートフォンアプリ「天サイ!まなぶくん茅ヶ崎版」を開発。アプリを通じて市内の風景を捉えると、茅ヶ崎市沿岸に津波が到達した際の浸水状況や、地震の揺れによって塞がれる道路の様子などをシミュレーションすることができます。

小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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