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なぜ、BLEBeaconはオムニチャンネル実現に必要とされているのか?

MARKETING

インターネットやスマートフォンの普及からしばらく、カスタマーの購買行動は実に多様化・複雑化しています。
このカスタマーニーズの変化に対応するために、「オムニチャンネル」と呼ばれるマーケティング施策が注目されているのをご存知でしょうか?

「オムニチャンネルなんて初耳」という方も、実は日頃から触れいてることが多いんです。

そして同時に注目されているのが、iBeaconやEddystoneいったBLEBeaconと呼ばれる位置情報提供技術(もしくはデバイス)。
「特定の場所や物体に近づいたらスマートフォンにプッシュ配信が来た」といった経験はありませんか?
実はそれはBLEBeaconが発信している電波をキャッチしたからなんです。

ここでは、そもそもオムニチャンネルとは何なのか?そして、BLEBeaconで何が実現出来るのか?を総合的に紹介していきます。

そもそもオムニチャンネルって何?

◆そもそもオムニチャンネルって何?

テレビ、ラジオ、ECサイト、SNS、雑誌、実店舗など現在では無数の販売チャンネルが存在します。
そしてこれら全てを統合し連携を取り、シームレスな購買体験をユーザーに提供するのがオムニチャンネルです。

例を挙げると、ECサイトで商品を購入したユーザーが自宅で受け取る時間がないためコンビニで好きな時間に商品を受け取れるようなサービス。
または、実店舗とECサイトが連携しウェブで商品を取り置きしてもらい実店舗で購入するといった施策です。

もちろんオムニチャンネルは上記の例に限らず、「あらゆるチャンネルを統合・連携」させることを指します。

Macy’sが起源
オムニチャンネルの起源は、米国の大手百貨店(日本でいうところの高島屋や伊勢丹に相当)であるMacy’s(メイシーズ)だと言われています。
2011年当時、ショールーミング(店舗で比較しネットで購入すること)が増加したことで経営不振に陥っていたMacy’sは「オムニチャンネルリテーラー」になると宣言しました。

RFIDと呼ばれる無線ICタグを導入することで実店舗とECサイトの在庫を一元的に管理し、在庫のムダを圧縮したと同時にオフライン・オンライン双方で顧客要望を満たす施策を展開。
結果、オンラインにおける販売を40%向上させました。

この事例は当時かなり話題となり、翌年には米国の各企業がこぞってオムニチャンネルに取り組み国内でも2013年頃から徐々にオムニチャンネル化が進んだのです。

マルチチャンネルとの違い
オムニチャンネルとよく混同されがちなマルチチャンネルですが、マルチチャンネルはただ複数のチャンネルを保有するだけで連携まではしません。

なのでオムニチャンネルとマルチチャンネルには明確な違いがあり、今やマルチチャンネルだけではカスタマーニーズに応えることは出来ないと言われています。

BLEBeaconで実現するオムニチャンネル

◆BLEBeaconで実現するオムニチャンネル
冒頭でも述べたようにBLEBeaconとは位置情報提供技術一つで、BLE(Bluetooth Low Energy)という規格に準拠して開発されています。
AppleのiBeaconやGoogleのEddystoneなど、誰でも一度は耳にしたことがあるでしょう。

このBLEBeaconは現在、より高度なオムニチャンネルを実現すると言われていることで注目を集めています。

BLEBeaconで出来ることと言えばモジュールに接近したユーザーに対しプッシュ通知でクーポンやお得情報を配信したり、GPSオフでも位置情報を提供したりといったサービスなのですが、活用次第で多様なマーケティングが展開出来るんです。

しかも、「あらゆるチャンネルを統合・連携する」というオムニチャンネルのコンセプトにかなりマッチしているのが特徴。

例えば実店舗の入り口付近にBLEBeaconを設置し、訪問したカスタマーのIDを記録。この時点でBLEBeaconはまだアクションを起こしません。
カスタマーが店舗を出る際の2度目の接近で「ありがとうございました。当店のネットショップでも店舗同様の商品を取り揃えておりますので、是非参考までにご覧になってみてください!」といったプッシュ通知とURLを配信します。

こうすれば実店舗では試着だけに留め購入を悩んでいるカスタマーや、購入したが他にも気になっている商品があるカスタマーを効率的にECサイトへと誘導する販促が実現出来ますね。

これ、たった今発案したBLEBeaconの活用例ですがこうして少し考えただけでもオムニチャンネルが展開出来てしまうんです。
BLEBeacon活用が注目されている理由もなんとなくうなずけますね。

さらに、2015年7月にGoogleがリリースした「Eddystone」と呼ばれるBLEBeaconでは、専用アプリケーションをインストールしていないカスタマーにもブラウザ経由でプッシュ配信を行うことが出来ちゃいます。

このEddystonの登場でBLEBeacon市場はより拡大する予測が立てられており、今後活用事例がどんどん増えていくことでしょう。

このように、オムニチャンネルを実現するためにはもはやBLEBeaconは必要不可欠と言ってもいいかもしれませんね。

まとめ

ショールーミングが深刻化しているのは海外だけではなく、国内でも問題が提議されています。
実は既にBLEBeaconを導入している企業が多く、大手百貨店である名古屋PARCOでは2014年に350個のBLEBeaconを導入し確実な成果を上げています。

現在オムニチャンネルに注目しているマーケターも多いと思うので、BLEBeacon活用も視野に入れていくといいかもしれません。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

【企画案が浮かばない方へ】3つのタイプで知るBLEBeacon活用事例

BLEBeacon専用アプリケーション外注までの5つのステップ

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