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音楽配信アプリの音量をコントロールして交差点での事故を防ぐ「Safetify」

Beacon

最近、いわゆる「歩きスマホ」や、運転中・歩行中のスマートフォンアプリ利用による交通事故のニュースをたびたび耳にしますが、アメリカではヘッドフォンで音楽を聴いていたために交差点で車に気付かず、命を落とす人が年間推定2500人にのぼると言われています。

スマートフォンや、YouTubeなどの動画プラットフォーム、SNSの普及によって、場所・時間を問わず手軽に音楽や動画を楽しめるようになった一方、それがトラブルや事故につながっているのも事実。そうしたなか、2015年にアメリカ・ニューヨーク州の2人の大学生が開発した、Beaconを活用したアプリが注目を集めています。

2人が開発したBeacon対応型アプリ「Safetify」は、音楽ストリーミングサービス「Spotify」と連動したもので、「Spotify」で配信された音楽を聴いているユーザーが交差点に近づくと、あらかじめ交差点に設定されたBeacon端末がユーザー情報を検知します。

その情報をもとに、Bluetooth信号がユーザーのスマートフォンに送信されて「Spotify」をコントロール。自動的に音量を下げることによって周りに目を向けさせ、「音楽に夢中で車に気づかなかった‥」というケースを予防します。

プッシュ通知だけでなく、音による認識を促すことができる機能は、Beaconの大きなメリットとして注目されています。ドイツの大手通信キャリアO2も、この機能を活かして子どもの「歩きスマホ」による交通事故を防止するBeacon対応型スマートフォンアプリ「WATCH OUT」を開発しました。

これは、「Safetify」と同じように、あらかじめ交差点にBeaconを設置することで、交差点に近づいたユーザー(子ども)を検知するというもの。検知した後、スマートフォンに交差点があることを伝えるプッシュ通知を送信するとともに、スマートフォンの画面をシャットアウトします。

日本国内でも多くの自治体や警察署で「歩きスマホ」による事故を防ぐためのキャンペーンが展開され、大手キャリアもそのためのアプリや、端末のモード制限といった施策を実施していますが、Beaconを活用したものはまだまだ多くはありません。

安全を守るための機能制限や通知だけでなく、ピンポイントな位置情報をもとに音声ガイダンスを届けられるBeaconを組み合わせることによって、こうした施策がより大きな効果を発揮する可能性もあるのではないでしょうか。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

LiveMap|音声認識でフェイスシールドにナビ情報を表示。 バイク用ヘルメット型ウェアラブルデバイス

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