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Eddystoneとは何か|iBeaconとの違いも合わせて解説

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昨年7月14日、GoogleがBLEBeaconの新規格である「Eddystone」を発表して話題となりました。
この発表に注目したマーケター&プログラマーの方も非常に多いと思います。

しかし中には「Eddystoneって何だ…え、おれ遅れてる!?」という方もいらっしゃいますね。
大丈夫です、まだまだ余裕で間に合います。
むしろEddystoneを始めとしたBLEBeacon市場はこれからといったところです。

そこで今回は、Googleが提供するEddystoneの解説をしていきたいと思います。

Eddystoneとは

◆Eddystoneとは
Eddystoneとは、簡単に言えば「BLE(Bluetoothe Low Energy)/省電力近距離無線通信技術」を利用した最新の位置情報特定技術の一つ、またはこれを搭載したデバイスのことです。
競合にAppleが提供する「iBeacon」がありますが、iBeaconなら知っているという方も多いでしょう。

※iBeaconの解説に関してはこちら→「ヤバい…乗り遅れた…」今更人に聞けないiBeaconについて解説

ペアリングの概念がない

通常Bluetoothを搭載したデバイスと言えば、ペアリングによってマスター(PCや音楽プレイヤーといった親機)とスレーブ(マウス・キーボードやヘッドホンといった子機)を接続して利用します。
しかし、Eddystoneを始めとしたBLEBeaconにはペアリングという概念がないので「マスターとスレーブをスキャンして接続」という工程が必要ないんです。

つまりユーザーがEddystoneに近づくだけで、お得な情報やクーポンを発信出来るんですね。

ちなみに、BLEBeaconは2.4GHz帯を利用する通信機器(主に無線LAN)との混線もないというメリットがあります。

iBeaconとの違い

◆iBeaconとの違い
では、同じBLEBeaconであるEddystoneとiBeaconは何が違うのでしょうか?

3つのモードを搭載
Eddystoneには以下の3つのモードが搭載されています。

≪Eddystone-UID≫
BLEBeaconとして基本的なモードであり、iBeaconで言うところのUUIDに相当します。
アドバンタイジングパケットと呼ばれるデータを送るユーザーのデバイスと接続することが可能。

≪Eddystone-URL≫
Eddystoneの最も注目すべき機能と言っても過言ではないのがこのモードです。
iBeaconとユーザーデバイスを接続するためには、専用アプリケーションをデバイスにダウンロードしている必要がありました。

しかも、iBeaconを導入しているブランドや店舗などによってアプリケーションが異なるので、ユーザーからすればアプリ管理が煩雑化していたんですね。

Eddystoneではユーザーデバイスにアプリケーションがインストールされていなくとも、URLの送信によってクーポンやお得な情報が届けられるようになりました。

一つ条件を挙げるとすれば、ユーザーデバイスにChromeブラウザがダウンロードされていなければならいのですが、Androidデバイスならプリインストールされてるので問題ありません。(iOSユーザーをサービス対象とするなら別です)

ただ、送信出来るパケットは最大17バイトなので「https://goo.gl」といった短縮URLに限定されます。

実は2014年10月にGoogleは「Physical Web」と呼ばれる「アプリケーションを介さずデバイスとウェブを接続する規格」のプロジェクトを発表していたのですが、EddystoneでこのPhysical Webを実装した形になりました。

≪Eddystone-TLM≫
これはEddystoneのバッテリー残量や温度などのメンテナンス情報を取得出来るモードなのですが、今のところプログラマーもあまり使い道が見えていないようです。

しかし周辺温度なども把握出来るようになれば、気温が20℃を下回ると「寒くなってきましたね。暖かい飲みものはいかがですか?」といったリアルタイムなメッセージを送信したり出来そうですね。

iOSにも対応
Eddystoneはクロスプラットフォームなので、AndroidだけでなくiOSでも接続することが出来ます。
「でも、iBeaconでも設定次第でAndroidから検出できるよね?」と思われた方はご名答。
まさにその通りで、iBeaconもクロスプラットフォームを謳っていないだけでAndroidにも対応出来るんですね。

なので特別メリットを感じるような部分ではないかと…

オープンソース
これも多くのプログラマーが注目したと思います。
Eddystoneはオープンソースで提供されているので、GitHubからソースコードをまるまる取得することが出来るのです。

カスタマイズが自由に出来るので今後Eddystoneの利用シーンが拡大しそうですね。

以上がEddystoneとiBeaconの違いですが、どちらの方が性能的に勝っているということはありません。
用途によって選ぶべきものも違ってくるので「何が出来るのか?」をしっかりと見極めた上で選んで欲しいと思います。

まとめ

オフラインマーケティングの重要性が高まっている中、Eddystoneを始めとしたBLEBeaconへの注目は日に日に高まっています。
既に面白いキャンペーンを展開している企業も多いので、近いうちにBLEBeaconを活用した事例を紹介していきたいと思っています。

今までEddystoneについて詳しく知らなかったというマーケターの方は、今後の動向を追っていきましょう。

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小野 良勝 代表取締役

投稿一覧

横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

「ヤバい…乗り遅れた…」今更人に聞けないiBeaconについて解説

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