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絞り過ぎず、仮説を立てる。具体的な施策を決める「CSF設定」

リニューアル

Webサイトをリニューアルする目的を具体的な数値に落とし込んでKGIを設定したら、次に取り組んでおきたいのがCSF(Critical Success Factor=重要成功要因)の設定です。CSFはKGIを達成するために必要になる要素・施策のことで、KSF(Key Success Factor)と呼ばれることもあります。

例えば、KGIが「売上3000万円達成」なら、CSFは「アクセス数を増やす」、「購入単価をアップさせる」、「コンテンツを増やす」、「メールマガジンの会員数を増やす」といった要素です。「リニューアルにおける実際の施策」と言い換えることもできるかもしれません。事前にCSFがしっかりと設定されていれば制作側との打ち合わせも生産的になり、プロジェクトもスムーズに進行します。

最初にCSFを設定する際のポイントは、要素を絞り込みすぎないこと。WebサイトでKGIを達成するためには、ユーザーの興味・喚起から購買に至るまで、アクセス数や直帰率、購買率、単価、リピート数などさまざまなファクターが絡み合います。実際に施策を打ち出しても、それが本当に正解だったのかどうかは、Webサイトの運用と並行して効果測定結果を分析していくことでしか確かめられません。

さらに、スマートフォンとSNSの普及によってユーザーが場所・時間を問わずWebサイトに接触するようになり、コミュニケーションのスピードもますます増すなか、1つのアプローチが想定外の成果につながることもあります。コンテンツの内容がSNSで拡散され、見込んでいたよりも遥かに早い段階でKGIが達成されるケースも少なくありません。

そういった意味でもリニューアル以前の情報設計の段階でCSFを絞り過ぎてしまうことは、効果を発揮する可能性を秘めたアプローチの芽を摘んでしまうことにもつながります。CSFを決める際はまずKGI達成に向けて必要となる要素を思いつくままにピックアップしていくといいでしょう。制作側との打ち合わせでCSFの候補を提示し、コストと照らし合わせながら選んでいくのも1つの方法です。

ただ思いつくまま候補をピックアップする場合も、「なぜそのCSFが有効だと考えられるか」という視点は大切にしておきたいものです。正誤問わず具体的な施策を選ぶまでの仮説がはっきりしていれば、仮に施策の効果が出ずに方向転換を迫られた際も、選択した段階までさかのぼって検討し直すことができます。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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北浜 / 和食料理の伝統を守り続けてきた技

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