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癒し系のBGMは離脱を招く? 動画広告の勝ちパターン(後編)

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Googleは2012年1月~2014年2月にかけて16か国・11業種にわたるYouTubeのTrueView広告に関するリサーチを行い、動画広告のクリエイティブと効果について検証しています。国内外を問わず多くの企業が動画広告を配信するなか、ブランド認知度を向上させる動画広告にはどういった特徴があるのでしょうか? 引き続き動画広告のクリエイティブのヒントについてご紹介します。

最初からロゴは見せない方がいい?

現在の動画広告サービスの多くには再生開始から数秒間で広告をスキップできる機能が設けられており、最初の数秒の内容が成果を分けるとも言われています。Googleの調査でも冒頭5秒間の内容によって動画広告の効果が大きく変わってくることが実証されました。

Googleの調査によると、冒頭5秒間に企業のロゴマークやサウンドロゴ(テレビCMでよく使われるブランド名やキャッチフレーズのアナウンス)を挿入している広告は、スキップ率が高まる傾向があったようです。とりわけ企業ロゴ単体のカットが入っている動画はこの傾向が強まり、ブランド認知を高めることができる一方、離脱を招きやすくなります。

ナショナルブランドの動画広告では冒頭でロゴを見せるものも多くありますが、派手な謳い文句や企業色丸出しのリスティング広告やバナー広告が嫌悪感を持たれやすいように、やはり動画広告でも売りっ気の強さが仇となるケースもあるようです。Googleでも動画広告の企業ロゴはできるだけ商品と絡めて見せるよう推奨しています。

冒頭5秒間のBGMによっても効果が変わる

さらに興味深いのは、冒頭5秒間にBGMが入っている動画広告より、BGMが入っていない動画広告の方がブランドの認知度が高い傾向があったという点。Googleでは「BGMのない動画によって視聴者のペースが変わって興味を持ったのではないか」と推測しています。

無数の動画が配信され、スマホでいつでも気軽に視聴できるようになった今、音のないコンテンツというのはかえって斬新なのかもしれません。大手ディスカウントチェーンK-martがYouTubeで配信した動画広告も40秒間の全編にわたってBGMを一切使わず、店員と買い物客の会話だけで構成された非常に印象深いものになっています。

Kmart「Ship My Pants」

小野 良勝

小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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