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癒し系のBGMは離脱を招く? 動画広告の勝ちパターン(前編)

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2016年時点で日本国内における動画広告市場は約850億円。多くの企業がWebサイトへの誘導やブランド認知度の向上を目的として動画広告を利用しています。

ただ動画広告はリスティング広告などと比べて歴史も浅い分、クリエイティブに関してはまだまだ手探りなのが現状です。ユーザーにスキップされず、ブランドや商品を印象付けるためにはどんな動画広告が効果的なのでしょうか? Googleが実施した動画広告のリサーチ結果を元に探っていきます。

視聴時間・ブランド認知度ともユーモラスなトーンの動画が有利

Googleは2012年~2014年の約2年間でYouTubeのTrueView広告の内容と効果に関するリサーチを行いました。対象は16か国・11業種の数千にわたる動画広告。「有名人を起用しているか」、「動画にブランド名の表示があるか」といった170のチェックポイントを設け、動画広告のクリエイティブが効果に与える影響を検証しています。

その結果、最も効果が高かったのはユーモラスなトーンの動画広告。Googleがそれぞれの動画のトーンを「エモーショナル」、「カーミング」といった10種類に分けて分析したところ、コメディ調の動画やウィットな動画ほど視聴時間が長い傾向があり、ブランド認知度の点でも高い効果を示したといいます。

これには世界中で活躍するYouTuberの影響も大きいでしょう。YouTuberが投稿する作品にはマスメディアではなかなか見られないユーモラスな作品が多く、それらの作品がそのまま「斬新」、「笑える」といったYouTubeのイメージにつながっているのかもしれません。

またYouTubeユーザーの多くはスマートフォンユーザーです。自宅でのリラックスタイムやちょっとした空き時間にスマホで動画を見ていることを踏まえると、深く考えさせられるシリアスな内容の動画より、気軽に笑えてリラックスできるトーンのものの方が受け入れられやすいのでしょう。

BGMの与える影響

この調査では動画広告のBGMに関する調査も行われています。その結果、スキップされにくいBGMの共通パターンこそ見いだせなかったものの、ヒーリングミュージックなど落ち着いたトーンのBGMはスキップされやすい傾向があったそうです。

小野 良勝

小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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