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商品の箱を動かしてキャラクターを操作。森永製菓「キョロちゃんの遊べるAR」

VR/AR

AR(オーグメンテッドリアリティ=拡張現実)は、特殊な撮影方法や編集作業が必要になるVRに比べてば制作費もかからず、身近なモノを使ってプロモーションに活用することもできます。大手菓子メーカー・森永製菓のARプロモーションにも、そうしたARの特徴が活かされています。

森永製菓は同社のロングセラー商品「チョコボール」の販促プロモーションの一環として、ARスマートフォンアプリ「キョロちゃんの遊べるAR」リリースしました。アプリを起動させてチョコボールの箱をカメラで読み込むことによって、箱を動かしながらスキーなどのゲームを楽しむことができます。

このアプリは、リリース時に「重力を使うAR」とうたっているように、ARのマーカーとしての箱の動きや傾きをスマートフォンで検知・数値化する、法政大学が開発した技術が取り入れられています。箱の傾きや動きがキャラクターのアクションに反映されるため、実際に操作しているような感覚が得られ、スマートフォンの操作に不慣れな小さい子どもでも楽しく遊ぶことができます。

また、商品パッケージをARのマーカーとして利用した例も少なく、他メーカーに先駆けたユニークなARプロモ―ションとして、複数のメディアやブログなどでも取り上げられました。森永製菓はプレスリリースで「ワクワク感が一層楽しめる「チョコボール」をフックに、お菓子売り場へおもちゃ売り場の楽しさ を広げていく」としています。

こうしたタイプのARコンテンツは身近な食品や日用品の販促プロモーションに広く利用できるものですが、リリースにあたって1点気をつけなければいけないのは、商品パッケージのマーカーとしての精度です。

商品パッケージの素材が光を強く反射すれば、スマートフォンでの誤認に繋がりますし、変形したり破損してしまったりすれば、同様に誤認の原因になります。不安定なマーカーの誤認によって快適な操作が損なわれれば、利用者のストレスにつながり、場合によってはメーカーへの印象が悪くなることもあるかもしれません。

専用アプリの場合、Google PlayやApp Storeでネガティブな評価が拡散される可能性もあるので、マーカーの精度はコンテンツ自体の内容とあわせて注意したいポイントです。

小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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