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市場が急成長する一方、やはり海外販売は一筋縄ではいかない?「越境EC」のデメリットとは

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2018年には約36兆円に達する見込みの越境ECのマーケット。日本国内の人口が減り続けるなか、これまで以上に販路拡大を図っていきたいネットショップにとっては有効な選択肢の1つになるかもしれません。ただ、越境ECだけで月商1億円に達するネットショップがある一方、海外販売には少なからずデメリットもあります。

・海外販売ゆえに消費者の購入ハードルが高い
ユーザーにとっては、これまで身近に手に取ることのできなかった商品を購入できるのが魅力の越境ECですが、やはり、誰でも気軽に購入できる訳ではありません。

越境ECでは、商品自体の価格に加えて関税や輸入消費税をユーザー側で負担する必要があります。また、決済方法も国際クレジットカードに対応している大手信託会社、もしくはPayPalなど一部決済サービスに限られ、海外から輸入する以上、到着するまでに時間もかかります。

ネットショップ運営側としてはカスタマーサポートを充実させたいところですが、時差の問題や言語・価値観の違いなどもあり、専任の外国人スタッフを雇ったとしても、国内の消費者向けと同じ水準のサービスを提供するのは難しいでしょう。

こうした海外販売ならではのハードルの高さは、ネットショップ運営者の努力だけで解消できるものではなく、逆に言えば、ハードルに負けないくらいの付加価値やオリジナリティのある商品でないと越境ECで勝ち抜くのは難しいかもしれません。

そういった意味では、初めて越境ECに参入するにあたって、自社に訴求力の高いブランドがない場合、ある程度評価が固まっている商材に絞って取り扱うのも1つの方法です。

・非常にシビアな越境ECモールの審査&出店者対応
意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、海外の越境ECサイトは、楽天やYahoo! ショッピングといった国内の大手ECモールと比べても、審査や規約がかなり厳しい傾向があります。

例えば、中国のアリババグループの越境ECサイト「天猫国際」(Tmall Global)の場合、商標登録していない商品は取り扱うことができません。また、販売ページのレギュレーションも非常に厳しく、非公開のNGワードが含まれていると、注意喚起や警告もなしにページが削除されてしまうこともあります。さらに出店時の保証金やサーバー使用料も日本のECモールと比べてかなり高額なため、事前にしっかりと情報収集し、冷静にROIを見極める視点も大切になってきます。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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