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リニューアルによるアクセス数低下を防ぐための対応策

リニューアル

リニューアルの成否を分けるポイントは、事前の情報設計や準備段階にあるといっても過言ではありません。事業戦略やWebサイトに求められる役割をKGIに落とし込み、アクセス解析やユーザビリティテスト、ユーザーアンケートを通じて、自社のWebサイトが抱える課題とその原因を浮き彫りにさせることによってリニューアルの要件が明確になり、プロジェクトもスムーズに進みます。

ただし、KGI・KPIの設定や定量・定性データの分析を的確に行っても、リニューアルが一定の変化をもたらす以上、少なからずマイナス効果が生じる可能性もあります。とりわけ多くの企業のWebサイトのリニューアルで陥りやすいのが、リニューアル後にアクセス数が急激に低下するパターンです。

アクセス数が低下するケースの多くは、それまで一定のアクセス数を確保していたページのURLを安易に変更してしまうことによって起こります。Webサイトをリニューアルするにあたってそれまで不揃いだったURLを統一したり、コンテンツの内容に沿ってURLの記述を最適化しようとしたりする試みは間違いではありませんが、基本的にURLはむやみに変更しないのが得策です。

URLを変更してしまえば、旧URLに対して貼られていたリンクはすべて無効になり、外部サイトからの流入が大幅に減る可能性があります。また、GoogleやYahoo!をはじめとした検索エンジンのクローラーもページがなくなったと判断し、リニューアル以前のアクセスが無効になります。安易なURLの変更は、運用を通じて積み上げてきたWebサイトの成果をリセットしてしまう可能性を含んでいます。

やむを得ずURLを変更する場合は、旧URLから301リダイレクトを設定する必要があります。この場合注意しなければならないのは、原則すべての旧URLからそれに対応する新URLへ1対1でリダイレクトさせること。1対1でリダイレクトさせるためには相応の対応が必要になりますが、旧URLからトップページなどへリダイレクトさせてしまうとユーザービリティの面でも大きな混乱を招きます。

また、URLとあわせてタイトルタグを安易に変更しないことも重要なポイントです。タイトルタグは検索上位獲得を狙ううえで最も重要な要素の1つであり、安易に変更してしまうと検索順位が低下する原因になります。Webサイトのリニューアルでは改善点を探る一方で「変えない」ポイントを定めることも大切です。

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小野 良勝 代表取締役

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横浜の制作会社アイティネットの代表取締役。WEB、モバイル、DTP、デジタルサイネージを事業展開。それぞれの特性を活かした メディアミックスを得意とする。iPhoneやiPadを活用したBtoB向けのアプリケーションを開発。モチベーションの高い人や異業種との交流がたまらない。華の47年組。趣味はオートキャンプ

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